RCI 飛び乗りトレード

FX初心者がやってしまうダメなトレード集!その1 飛び乗り!

FX初心者がやめられない「飛び乗りトレード」の魔力とは?

「飛び乗りトレード」とは、相場の値動きにつられて、ローソク足の動いた方向に思わずエントリーしてしまうことです。

チャートを長時間眺めることで陥りやすい罠!

FX初心者がチャートを長時間見ることは、相場の値動きをしっかり見て、価格の動きの変化を知る意味で凄く大切なことです。

でも、この「ローソク足を見る」ことに、「考えること」が、おろそかになった場合、ローソク足を見ること自体が失敗トレードの原因になります。

FX初心者がチャートを眺めること自体は良いことだけど、教科書にあるようなエントリーポイントにはなかなか出会えません。

「エントリーチャンス」とか、

「鉄板ポイント」とか

1日、24時間のうちで、1、2回もあれば御の字です!

まったく、トレードチャンスの無い日も、珍しくありません!

FX初心者は、大半の皆さんが、日中、仕事などを持っていて、実際にトレードができる時間は、帰宅後とか、または、出金前の早朝とか限られていると思います。

また、あなたが家庭を守る主婦(夫)なら、家事や育児に充てる時間を除いた、非常に限られた時間しかないかもしれません。

1日で、2、3時間をFXの時間に確保できるぐらいが普通で、3、4時間もチャートを眺める時間が確保できる人は非常に少ないと思います。

一般的には、相場の値動きのうち、7割が動きの少ないレンジ相場、残りの3割がトレンド相場と言われています。
このことは、もちろん、その日の状況によって変化しますが・・・

あなたが、仕事を終えて、落ち着いてチャートを眺めたとき、絶好のトレードチャンス到来?!
これって稀なことです。

もしかして、すでにトレンドが発生しているかもしれませんし、値動きの少ない、停滞したレンジ相場かもしれません。

どちらにしても、チャートを開いて、即エントリーってことは、まず無いでしょう。

稼いでやるぞ!の気持ちは、この際、しばらく横に置いてください!

FX初心者の稼ぎたいという気持ちが前面に出ると、まず負けます!

FXは、お金を稼ぐためにやっている!
これは、誰もが同じだと思います。

中には、「FXはゲーム」みたいで面白い!
という人もいるみたいですが、FXをやっている、2時間、3時間が楽しくて楽しくて仕方ない、という人は少ないと思います。

もし、経済的に不安が無く、お金が有り余るぐらいあるなら、好きなテレビ番組やYouTubeを見たり、スマホゲーム、その他、好きな趣味を楽しんだり、家族との団欒を大切にしたり・・・

でも、実際、多くの人は、「将来の不安を払拭したいので、少しでも稼ぎたい。」

そう思う気持ちは、FXトレーダーの共通項であって、誰もが思うことです。

ただ、この「稼ぎたい気持ち」がFXトレードをするうえで、大きな落とし穴になります。

あなたは、チャートの画面を1時間、ずっと凝視することができますか?

チャートを凝視し続けることの難しさ!

私自身、いまだにそうですが、チャートを凝視し続けることが本当に苦手です。

ついつい、スマホやタブレットで、ネットサーフィンやYouTubeを見たりしてしまいます。

そして、そんな脇道から目線をチャートに戻すと、エントリーチャンスを逃していることが多々ありました。

何のためのトレード時間なの?

って自己嫌悪に陥ることもしばしばです。

私は、トレードの勉強になると思い、専業などで稼いでいるいわゆる、FXのプロトレーダーの皆さんのYouTubeをよく見ます。

そんなプロの方々のうち、誰だったか、確か何人かいらっしゃったと思いますが、

「トレードをやっている時間、待ち時間が本当に長いので、その間、YouTubeを見たり、スマホゲームをしたり、長い待ち時間に退屈しないようにしているんです!」
っておっしゃっていました。

当時、私の脳裏にそのことが意識付いていて、トレード中に、チャートから視線を外して、YouTubeしたり、ちょっとスマホゲームしたり・・・

そんな気楽でもFXはいいんだーって勝手に思っていました。

でも、このような行動は、ベテラントレーダだからOKであって、初心者には厳禁!です。

プロトレーダーの皆さんは、チャートを見るポイント、エントリーまでの待ち時間とか、次にチャートがどう動くのか?とか、長年の経験がカラダに染み付いています。

それに、他のことをしていても、視線と意識の中心をチャートから外さないように、チラチラ、チャート画面を無意識で見ています。

そう・・・トレードスタイルが長年の経験で確立されているんです!

ところが、FX初心者は、「自分の型」というものをまだ持ち合わせていません。

チャート画面の中のローソク足を何となく眺めつつ、もしかしたら、PCの脇にFXの教科書を置いて、ローソク足の値動きのパターンや、インジケーターの意味を確認しながら、試行錯誤でチャートと悪戦苦闘していることでしょう。

そんな初心者が、もし、エントリーが上手くいって、勝てたとしても、フロック(まぐれ)だったという場合も否めません。

初心者のうちは、何となくトレードして、何となく勝てた‥‥っていうことも少なくありません。

おそらく、「何となく勝てた!」というのが殆どかもしれません。

値動きをただ眺めるだけの行動は苦痛だが、チャートに意味を持たせることで、チャートを楽しみながら眺めることが可能になります!

値動きは停滞!でもRCIは意味を持った動きをいつもしている!

チャートを眺めていると、よく思うことがあります。

それは、30分、1時間、ときにはそれよりも長い時間、ローソク足の値動きが停滞していて、10pipsぐらいの小さな値幅はおろか、2、3pips幅で相場が停滞している時間帯があったりします。

思わず、「え?まったく動いてない!チャートがおかしいんじゃないの?」思わず独り言を・・・

そんなローソク足を眺めていると、力が抜けてガッカリしてしまい、チャートから暫く視線を外すことが結構な頻度でありました。

動かない相場ほど、面白くないものはない?それって正しい?

値幅がなく、ピタッと止まったローソク足を見ていると、結構気持ちが萎えてしまいます。

そりゃそうですよね?!

どっちにも動かない相場では、お金を稼ぐことができないんだから・・・

で、暫く他のことに気がいってしまって、ふとチャートに視線を戻すと、ローソク足数本が綺麗に揃って上昇トレンドを形成している💧

そういうのって、多くないですか?

デイトレーダーの皆さんは、5分足や15分足を見ながら、1分足とかをトリガーにエントリーをしている人も多いと思います。

そんな中、例えば、トリガーの1分足や5分足で、数本‥‥10pips程度上昇しているのを見ると、FX初心者は、「あっ、乗り遅れたー」との思いが込み上げて、上昇中の連続陽線真っ只中で、飛び乗ってエントリーしてしまうことがよくあったりします。

これは、「初心者あるある病」の一つ・・・私は中毒性のあるFX初心者病だと思っています。

頭の中では、「上昇中の押し目を待ってトレードするのが正解だね!」って分かっていても、いざ本番になって、お金を稼ぐ、いや稼ぎたいとの強い思いの中で、どんどん上昇しているローソク足、連続の陽線を見ると、このまま押し目も付けずに上昇し切ってしまいそう!それを指を咥えて見ているだけになるかもしれないという気持ちが強くなってしまい、「まだ、もう少し上昇するはず!」という根拠のない場所でエントリーしちゃいます。

で、なぜかあなたがエントリーした瞬間に価格は思惑とは真逆に動き始めます。

そんな経験ありませんか?

本当に多くの悩めるトレーダーが過去に経験して、口々に言うように、

「誰かが後ろで見ていて、意地悪で反対方向に価格を進ませている!」

って思うぐらいに、高い確率で思惑とは反対方向に価格が進みます。

ここで、「これは押し目を形成している!」って思うようにすればまだマシですが、飛び乗りトレードをやった瞬間から、価格が反対方向に進み出したのを見て、思考が崩壊。

「マイナスが・・・見る見るうちに損失が膨らんでしまう。頼むからプラス方向に進んで!」

って、もう「神頼み」のお祈り状態です!

FXトレーダーとしての成長のバロメーターを測る物差しの一つに、「神頼みの少なさ」があります。

どれだけ、お祈りをしないトレードができるか・・・

この「神頼みの割合」は、トレードの反省点の指標の一つに組み込むと良いでしょう!


で、お祈り状態の場面に話を戻すと・・・

損失が10pipsを超えた辺りから、脳と手が完全にフリーズ状態になって、−20pipsを超えた辺りで頑張って損切りをするも、その直後、綺麗な押し目を付けて、再びローソク足はプラス方向の元のトレンドに戻ってしまう。

後々、ローソク足を眺めると、結果的に、飛び乗った瞬間から価格が逆行するも、その逆行に耐えきれずに、損切りを入れた瞬間から、元のトレンドに戻る間の「押し目を形成するまでの下落分」、綺麗に損失を被った感じです。

それを見て、「自分は何てバカなんだー。」と自己嫌悪に陥るのでした。

そんな経験ありませんか?

もしかして、現在進行形で経験してます??

機会損失を凄く嫌がるのがFX初心者トレーダーの典型的な失敗トレードの一つ「飛び乗りトレード」です!

「飛び乗りトレード」は、機会損失を嫌がる初心者トレーダーの犯す過ちの典型例です!

飛び乗りはなぜダメなの?

頭の中で分かっているものの、ローソク足が連続して、どんどん一方方向に動いているのを見ると、何処でエントリーしても流れに乗って稼げる!という気持ちなって、無謀な場所でエントリーしてしまいます。

前述の例でも、結果的に押し目を付けた後に価格は思惑の方向に進み続けているわけです。
まあ、確かに、これはあくまでも「結果論」、「後付け」であって、

実際にトレードをやっている瞬間、価格が反対方向に進んでいくのを見ると、気が気ではありません。

結果的、思惑の方向に進んだとしても、それは結果論です!

結局、何が悪かったのか?

損切りで頭を抱える女性

飛び乗りトレードをする人の癖は共通している!

FXを始めたばかりの初心者に共通しているのは、ロングエントリーは、ローソク足の陽線を見てするものだ!っていう間違った認識です。

厳密に言えば、自分がエントリーをしようと思う方向と同じ向きのローソク足を確認してエントリーすること自体、間違っていません。
ただ、FX初心者は、その方向を確認・判断するのが極めて遅い傾向にあります。

例えば、ロングエントリーしようと思った場合、ローソク足の陽線を見てエントリーすることは、ベテランの専業と呼ばれるトレーダーも、FX初心者も同じですが、ベテラントレーダーは、押し目のポイントを予め想定しておいて、そのポイントで、価格が反転上昇する瞬間を見逃しません。

本当に上手いトレーダーは、例えば、反転上昇の1分足陽線を秒単位で確認して、1分足の陽線確定を待たずに1分足確定の残り、20秒を切った辺りでロングエントリーします。

まあ、それは本当にベテランのプロトレーダーの妙技といえるでしょうが、普通の人は、ローソク足陽線確定、もしくは、次の陽線確定を確認してエントリーをするでしょう。

これが、FX初心者になると、エントリー方向と同じ向きに反転した陽線、1本や2本ではエントリーせず、5本、6本と陽線を確認して、やっとエントリーしようという気持ちになります。

っていうか、正確にいえば、FX初心者は、チャートをぼーっと眺めていて、ふと気づいた瞬間、トレンドを形成しているローソク足に初めて気付くわけです。それが、5、6本、ローソク足が連続陽線で進んだ状態です。

この5、6本進んだ状態が危険です。

実は、ローソク足は、連続陽線、もしく陰線を形成したあと、価格が停滞したり、逆方向に、陰線、陽線が出現する傾向にありますが、それが、連続するローソク足が、6本とか9本とか、13本とか継続したあとに反転する可能性が高いといわれています。

つまり、お分かりのとおり、ローソク足6本も連続して陽線とかになった直後は、極めて、逆方向の陰線が出現する可能性が高くなるんです。

これは、為替相場が、買いと売りで成り立ち、買いが入れば、必ず売りが入るという単純な仕組みによるものです。

もちろん、例外もあって、本当に強いトレンドが発生した場合は、連続6本はおろか、13本以上連続した陽線や陰線になる場合もありますが、これは稀だと理解しておいた方がいいでしょう。

ベテラン・専業トレーダーは「三尊」とか「フィボナッチ」とか専門用語をこれみよがしに使うけど‥‥

まあ、「これみよがしに」は言い過ぎですが💧

ただ、FX初心者に専門用語を伝えても理解不能です。だから「初心者」なんですから。

そして、さらに困るのは、実施のリアルなチャートでは、教科書に掲載しているような、綺麗な「三尊」や、思った通りに「フィボナッチ」を引けるようなことはありません。(専門用語使いました💦)

これは、恐らく、慣れでしょうが、ベテランのトレーダーは、FX初心者の何千倍、いや、何万倍もリアルチャートはもちろん、過去チャートで過去検証を、それこそ、10年分、中には20年以上やった人もいるというぐらい、チャートに慣れ親しんでいます。

そんな、彼、彼女らが、「三尊」とか「フィボナッチ」とか、FX初心者には、およそそう見えない形や線も読み取ってしまうぐらい、パッと目に入ってくるレベルがベテランの稼ぐトレーダーのレベルです!

それなら、FX初心者も過去10年分とかチャートを見れば・・・って、無理ですよね!

FXを教えている講師の中には、過去検証を最低でも5年、できれば10年分はやりましょう。とおっしゃられる人もいますが、FX初心者で、かつ、仕事や家事、子育てがあって、ただでさえ時間の捻出が困難な中で、土台、そんな年数のローソク足を見ること自体不可能だと思います。

実際に、FX初心者でも、しっかりと過去検証をされる人もいらっしゃいますが、それだけの労力を駆使して、稼げるようになれるかなれないか、それは正直、不明です。

後述しますが、FXの世界、トレードの世界には様々な人が、お金を稼ぐために日夜悪戦苦闘をしていますが、FXトレードにおいて、悪癖が染み付いていて、トレードに向かない人も実際にはいらっしゃいます。知識が多過ぎて、情報過多、頭でっかちになっている人も大勢います。

FXはできれば、やりたくないもの、可能な限り省エネで稼げるようになりたいものだと思います。

ただ、誤解を招かないように補足すれば、「省エネで稼げるようになりたい」というのは、学ばないで、例えば自動ツールを使って稼ぐとか、何か魔法のインジケーターがあって、その通りに売買すれば稼げるようになるとか楽で都合のいいものではありません。

FXの世界では、古くから本当に多くの人が研究を重ねています。

さらに、FX同様、チャートを見ながら取引する株相場に関しては、明治時代から様々な研究がなされてきており、ローソク足や移動平均線などに代表されるように、様々なツール、インジケーターが開発されてきて、特に最近、FXに関しても、専門的な書籍以外に、入門書やFXの専門の月刊誌などが出版され、情報が多岐に渡るとともに、FXの専業トレーダーをはじめ、極端な話、FXをやったことがないのでは?と思える人たちも、ネットで情報発信をしています。

補助ツールである「インジケーター」においては、FXとプログラマーの知識を併せ持った人達が日々新しいインジケーターを作って、自身のブログなどで公開・説明しています。

正直、FXに関する情報が、氾濫し過ぎていて、FX初心者にとって、どれが有益で、実際に使えるのか不明な状況です。

このことが、FXの世界に一歩を踏み出せずに躊躇している人が多く存在する一因になっています。

どの情報発信者も、非常に上手に自身のトレードスタイルや、使っているインジが素晴らしいと口々に述べています。

実際にどの情報も使いこなせれば、大変有益なツールになるとは思いますが、FX初心者には情報が多過ぎて、あれもこれもと手を付けがちになって、FXの迷路にハマった状態になってしまいます。

FXはシンプル・イズ・ベスト!知識をたくさん覚えても稼げない!

前半、FX初心者が犯してしまう過ちの代表格「飛び乗りトレード」について、お話しました。

他に、「ポジポジ病」や「チキン利食い」「損切りできない病」とか、FXするうえでの悪癖があります。

まずは、これらを改善するだけで、FXトレーダーとしては飛躍的にトレードの質が向上するはずです。

実は、これら3つの病を一度に改善するツールが存在します。

それが、私が当ブログで、度々お伝えしている「RCI」です。


この「RCI」だけを極めれば、あとは、自動描画されるpivotや移動平均線、平均回帰性・ミーンリバージョンに基づいた「Price Boder」の位置関係と、その扱い方を一定程度理解しておけば、FXで稼げるようになる日も近いと思います。

私が、なぜ「RCI」をこれほどまでに推すかというと、それは私の悪癖であった「飛び乗りトレード」と「ポジポジ病」を改善してくれるツールとして「RCI」がピッタリはまったからです。

飛び乗りトレードをする前にRCIを見ると飛び乗りが抑止できる?!

RCIはFXの救世主!

私が、FX初心者の頃に頭を悩ませていたのが、「飛び乗りトレードがやめられない」ことと、「押し目が待てない」

この関連する2つでした。

稼ぐトレーダーには信じられない「飛び乗りトレード」の魔力!・・・

-RCI, 飛び乗りトレード