損切り 損小利大

FX初心者がやってしまうダメなトレード集!その2 損を切れない!

FX初心者の頭を悩ませる「損切りできないマインド病」

前回は、「飛び乗りトレード」をダメなトレードの代表として、お伝えしましたが、今日は、ある意味で「飛び乗りトレード」よりも恐ろしい「損切りできないマインド病」について語っちゃいます。

「損切り」は資金を失うダメなことだと思っていませんか?

実は、私自身、FXを始めてからしばらくの間、この「損切りできないマインド病」に悩まされ続けていました。

書いて字のごとく、「損切り」=「損を認めて資金を減らすこと」ですから、特に初心者は誰でも嫌に感じます。

およそ、ベテランの稼いでいるトレーダーの皆さんに笑われそうですが、例えば、資金10万円から取り引きをスタートさせたとして、エントリー後に逆行して、‐1,000円はもちろん、-500円の損失も確定できない自分がいます。

FX初心者のころは、頭では分かりつつも、稼ぐことばかり考えて、損をすることについて過敏に反応してしまう気持ちが強くありました。

結局、目先の -500円をケチって損切りできないでいたら、価格がドンドン反対の方向に進んで、‐600円、‐1,000円、そして、‐5,000円となると、‐500円のときの10倍ビビッて、なんか頭がフリーズして、心はお祈り状態!そのうち、茫然自失状態になって、気付くと、‐100pipsで強制決済💦

今ではあり得ないですが、これって初心者あるあるなんですよね。

ベテラントレーダーも「自分も経験あるある!」と言いつつ、当時のことは過去の記憶で、初心者の頃のビビっていた心は忘れっちゃってるんですよね💦

FXをやるためのパソコンやネット環境は費用のうちと割り切れるなら、「損切り」も仲間に入れてあげませんか?

FXトレードをするために最低限必要なものをあげてみると・・・

①パソコン   →  本体はノートパソコンでもOKだが、大きなモニターは最低でも1台は必要。

※スマホやノートパソコンだけでトレードして稼いでいる人達も実際にはいらっしゃいますが、20代、30代前半の若い世代ならそれでも構いませんが、30代後半になってくると、眼の負担が急激に増してきます。

そして、何よりも、私が推奨するトレードスタイルは、5分足デイトレで、5分足で大まかな相場の流れを確認して、1分足をトリガーにしてトレードするスタイルで、MT4(メタトレーダー4)にインジケーターを入れて使うので、スマホはもちろん無理ですし、ノートパソコンでは画面が小さ過ぎるので、体への負担が増して悲鳴をあげるときがくると思います。

まあ、格好はどうでも良いという人もいるでしょうが、お金を稼ぐメインの道具になるので、ここは頑張って揃えておきましょう。

※具体的に、どんなパソコンやモニターが良いのか、改めてお話しますが、1つだけ、私は32インチの普通のそんなに高くないモニターを複数使っていますが、今思えば、最近流行ってる、「縦にできるモニター」の方が良かったような気がしています。

これは、実際にトレード経験を重ねてみて、使い勝手とか分かってくると思うので、最初は安いヨコ型の一般モニターでも別に構いません。

パソコンとモニターで長々書いちゃいましてすみません💦

それから、次に、
②ネット環境!

私が、初めてFXトレードをやった平成15年頃、自宅のネット環境はADSLでした。令和の今では想像もできないくらい通信速度・環境に差があったと思います。

まあ、平成8年頃は、NTTさんのテレホーダイを利用していたので、ネット環境の技術の進歩はすさまじいですね。

今の時代、地域差は確かにありますが、多くが光回線を引ける環境下にあるのではないでしょうか?!

まあ、外部の回線よりも、自宅など、独自に設置するモデムや設定など、この点は可能な限り快適なネット環境にしておきたいものです。

MT4は、結構、単体でも動作が重たいので、トレードするときは、パソコンでの他の作業は止めて、不要な常駐ソフトも起動させておかないようにしましょう。

って、その他にもトレードのための道具があると思いますが・・・それは、またの機会に!

FXトレーダーの道具・・・その中でも「学び」の最たる道具(費用)が「損切り」の費用です。


人は、誰もが「損はしたくない」もの

あなたは、無条件で、損をすることが分かっている投資や運用に誰がお金を注ぎ込むでしょうか?!

そういえば、2017年、18年頃、第一次ともいえる「仮想通貨ブーム」が起こったのは、もう遠い過去のことになった気がします?!

当時、私も主軸のビットコインやイーサリアム、さらには、リップルとかに投資したのをはじめ、ICOと呼ばれる新しい仮想通貨発行の先行購入のような取引も行いました。

さすがに、今でも、主軸のビットコインやイーサリアムなど、価格の変動はあるものの、しっかり生き残っていますが、ICOによって生み出されたコインの多くは、見るも無残に「無価値」になったものも多くありました。

具体的なICO(コイン)の名前は控えますが、私が投資した幾つかのものは、無価値になったり、そもそも取引所が閉鎖されてしまったり、まあ酷いものです。

当時は、仮想通貨ブームに乗って、セミナーを開催したり、LINEで購入者を募集したり、YouTubeなどを活用して、ライブ配信で、ICOコインの素晴らしさを夢のように語っていた人々の中には、集団訴訟を提起されて、日々原告人たちに追われる状況にあって、当時の華やかさから、一転、悲惨な状況に陥っている人もいます。

まあ、私自身の考えですが、主催者を「詐欺」とかいうよりも、ブームに乗って甘い汁を吸おうと思っていた自分自身も大いに反省する面があると思っています!

まあ、一時とはいえ、将来の夢を見せてもらえたので、ある意味、いい経験だったと当時を振り返っていますね。

まあ、今は、仮想通貨 → 「暗号資産」っていうのが正式ですが・・・私は距離を置いてるので、どんな状況かわかりませんが、仮想通貨・・・もとい、デジタル通貨という方が良いのかな?!
今は、暗号資産自体が過渡期なので浮き沈みは当然あると思います。

話が脇道にそれちゃいましたが、こと、FXについては、主要通貨をはじめ、金などの扱いがメインであり、その市場自体は確立されているので、私たちは要するにその市場で負けない方に入ればいいわけです。

そういう比較では、FXは、全然、何も胡散臭いわけではないですよね。無防備にギャンブルのごとく飛び込むから損失が膨らむんです!

まあ、一部、FXでも、おや??? と思える教材を販売している人達もいるみたいですが・・・


で、そんな中で、「損切り」という費用は、あなたが「失敗トレード」を反省するための費用に他ならないわけです。

★そもそも「損切り」が嫌なら「損切りにならないトレード」をやればいい!



身もふたもない見出しですが、「損切り」が怖くて、できないのは、トレードルールが確立されておらず、エントリーのポイントが間違っているからです。

FXの勝敗は、それぞれがトレードする時間に、価格が上がるか下がるか「予想」して、その方向にポジションを持つこと → これって明らかに間違いです。

FXは、「予想」するものではなく、「相場を波で捉え、大衆心理を読み取って、勢いを確認し、その方向に追随するもの」です。

これは、RCIを使ったFXの真髄ともいえるので、またゆっくり、継続的にお話するとして・・・

FXは何も考えずにエントリーすれば、2分の1の確率で勝つか、あるいは、負けるはずなのに・・・

2分の1の確率で勝つか、負けるのがFXのはず!

なのに、どうして大半の人は負けるんだろう?

もし、負ける方が多いのなら、自分の思いと逆に売買すればいいんじゃないの?

って、そんなことを思ってしまう。

誰もが一度や二度、思ったのでは?

人間は、ワザと損をするような行動は、本能上、できないようになっています。

例えば、家族でゲームをするとします。
普通にゲームをすれば、小さい子供よりも、親の方が勝つことが当たり前のようなゲームだとした場合、大人のあなたは大人げなく、ずっと子供を負かしますか?

やっぱり、それなりに子供に花を持たせてあげようと、適当なところで負けてあげるんじゃないですか?

この場合の「ワザと負ける」という行動は、大人のあなた自身が思う「負けたら嫌な気持ち」よりも、「子供がなかなか勝てないので、親に勝った時の得意げな顔」を見て、親のあなた自身も「嬉しくなる」という気持ちがあるから、ワザと負けてあげるんです。何らかの利益がある!だから意図的に負ける行動がとれるんです。

これが、FXになると「ワザと負ける」ことで、誰か喜ぶのか?

あなたが、ワザと負けることによる、あなたのメリットは何も存在しません。

本能的にも、よくわかっていることです。

だから、結果として負けトレードばかりしているといって、トレードする瞬間は「勝てる」と思ってエントリーしているものを、反対に売買すること自体、ストレス以外のなにものでもありません。

もし、ワザと負けようと思ってトレードしたら、本当に負けてしまったら・・・メンタルが耐えられなくなってしまいます。

結局、損切りをするのが嫌なら、「逆行しないエントリーポイント」を探すしかない!

この「逆行しないエントリーポイント」は、トレードの理想形であり、「それが分かれば苦労しない!」って指摘されそうですが、RCIを上手く活用すれば、高確率で可能になります。

RCIを上手く活用したトレード手法は、別の場所でお伝えするとして、「損切りができない」なら「損をしない場所でトレードする」しかないんです!

★「損傷利大」というけれど、そんなのFX初心者には無理ですよ!

「損傷利大」ができる人は、そもそも、最初から勝てるトレードができる人に限られています。

勝てるか負けるか分からないトレーダーが損傷利大をやったとき、どうなるか分かりやすく図で示しますね!

損小利大

一番分かりやすい例として、それなりに値幅があって、かつ、レンジ相場を想像してみてください。

身近な例では、「行って来い」と呼ばれる値動きが当てはまります。

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