RCI 実際のトレード

RCIトレードの基礎の基礎!これさえ押さえておけば安心!

短期RCI・・・1分足の期間9、13、MTF(5分足)の期間9の3本で、どのようにトレードの判断基準にするのかを具体的に実際のチャートで考えてみましょう!

まずは、下記チャートをご覧ください。

20221021 EURJPYトレード

上のチャートは、2022.10.20 のEYRJPYの1分足です。
時間は、欧州時間16:00~NY時間開始の21:00ぐらいまで!

見ていただきたいのは、紫色の枠囲みの中です。

短期RCIの基本の見方!

①赤い楕円の中で、短期9、13の2本が「売られ過ぎ圏」から「買われ過ぎ圏」に向かって、揃ってスーッと上昇しています。

②上昇した2本のRCIは、80%の「買われ過ぎ圏」に到達。

視線を同じ時間帯のローソク足に移してみてください。

短期RCIの上昇のタイミングで、ローソク足も陽線が連続しています。

次に、再度、短期RCIを見ると・・・
③「買われ過ぎ圏」から2本のRCIがUターンし、今度は下降しています。

④下降した2本のRCIは、-80%の「売られ過ぎ圏」に到達。

視線を同じ時間帯のローソク足に移してみてください。

短期RCIの下降のタイミングで、ローソク足も陰線が連続しています。

<ココがポイント>

・上昇と下降、それぞれのRCIは「売られ過ぎ圏」から「買われ過ぎ圏」、「買われ過ぎ圏」から「売られ過ぎ圏」を上下等分の幅で上下しています。

一方、ローソク足の値動きは、陽線連続の上昇分に対して、陰線連続の下降分の方が少なく、その後、ローソク足は上昇しています。

このRCIとローソク足の動きの差で分かることは、
「RCIの数値の幅・割合」 = 「ローソク足の値幅」ではなく、簡単にいえば、RCIは、ローソク足(価格)の方向と転換判断の目安を示しているといえます。

値動きは、当然ですが、一方向ではなく、例えば、買い圧力が強まれば、しばらくの間、価格を切り上げて上昇していきますが、ある程度の期間を上昇すると、今度は売り圧力が強まって下降していきます。

ローソク足の動きは、様々な要因の影響で予期しない動きもしますが、単純に考えた場合、一定期間買った人が、しばらく経って価格の上昇で利益を得たので、利益確保(利確)するための売りが入ります。

この動きは、FXトレーダーが利益を得るための一連の流れというもので、ごく単純は理由です。
これが価格(ローソク足)が波のように動く理由になります。

当然、最近のように世の中が「円安」の大きな流れの中にあって、ドル円などのクロス円の買いが優勢な場合は、買ったポジションを長めに保持して、価格がある程度上昇した頃を見計らって、売り(決済)を入れるという人が多くなるので、相場自体が右肩上がりになります。それでも、デイトレなどの短期間で利益を得ようと思えば、買いを入れて、その日のうちに売りで決済という人もいるでしょう。

いずれにしても、上昇・下降の波の上限と下限を見極めるためのツールとして「RCI」が非常に優れているといえます。


チャートに戻って・・・

短期RCIの青い楕円枠を見てみると、下降から「売られ過ぎ圏」に入ってその後、反転する動きを見せています。
ここで同じ時間のローソク足の値動きを見ると、同様に陰線から陽線を示し、上昇しています。

ここで、この上昇の直前の安値と、直近の安値‥‥左側の赤い楕円枠下を比べると、価格の切り上がりが明らかです。

したがって、今の相場は上昇の方向にあると判断して、「売られ過ぎ圏」から−80%を脱するタイミングでロングエントリーすればOKというイメージです。

これに加えて、サブウィンドウ2段目のRCI(期間26、32、52)(52はヒストグラムで表示)を見ると、短期RCIよりも長期間での相場の圧力を示しています。

この長期を今対象にしている場面で見てみると長期RCI期間52のヒストグラムが右肩上がりになっています。

これらを踏まえて、確実に勝てるポイントとして、赤い長方形枠の部分を取るために、短期RCIのエントリーポイントで買い、短期RCIの期間9が「買われ過ぎ圏」に入ったタイミングで決済します!

これがRCIトレードの考え方の基本になります!

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