RCI 大衆心理

FXで勝利するために欠かせない「大衆心理」の予測は「RCI」で決まり!

今回は、このブログの本題の「RCI」について、FX初心者向けに少し掘り下げて語ろうと思います!

その前に・・・FXで利益を得るために欠かせない「大衆心理」(「群集心理」ともいう)について、少し確認しておこうと思います。

為替相場の値動きは「大衆心理」で動く!

為替相場が「大衆心理」で動くことについて、最近、特に多くのトレーダーが言及するようになってきました。

そもそも、「大衆心理」とは何でしょうか?

GEMFOREX日本のホームページによると・・・

大衆心理とは、自分以外の集団の意見に流されてしまう状態です。
人は集団の中にいると、自分の判断よりも周りの雰囲気や行動に合わせた行動をついとってしまう傾向にあります。

仮に周りの意見が間違っていたとしても、大勢がそろってその意見を支持すると説得力が増します。

日本人は特に集団に合わせる傾向があり、大衆心理に流されやすいです。
この大衆心理はFXのチャートによく現れます。
なぜなら、チャートは投資家の心理が売買注文の量として反映されるからです。

チャートが下落していれば多くの投資家は売り注文を入れたい心理になり、チャートが上昇していれば多くの投資家は買い注文を入れたい心理になります。

引用元:GEMFOREX日本のホームページ


そもそも、FX市場・為替相場には、どんな人がいるのでしょうか?

大口・機関投資家、企業、個人など、種類と人数などを正確に答えるのは難しいですよね。

大口とか機関投資家とか、どれくらいの人数がいて、どれぐらいの資金量を投下しているのでしょうか?

意図的に大規模な為替変動を起こす「為替介入」は、後日、政府・中央銀行(日本の場合は日銀)が公式発表するので、一時的な資金投下に対する為替変動をチャートで読み取ることが可能です。

直近では、日本政府・日銀が2022年9月29日〜10月27日の1ヶ月に為替介入に使ったお金が「6兆3499億円」であると財務省によって公表されました。

為替介入の記録を開示するようになった「1991年度」以降、1ヶ月の円買い介入としては過去最大規模になったとのことでした。

さらに、日本銀行の統計や民間の予測などから、一時的な介入額が最も大きかったのは、10月21日、その額、約5兆円と推定されています。

同日深夜、ドル円が、1ドル=152円台に迫った後、一部の電子取引システムでは一時7円も急騰する場面がありました。
関係者が介入を認めましたが、政府は公表していないみたいです。

その他、10月24日午前にも、1兆円規模の介入をしたのではとの観測があります。

この時は瞬間的にドル円を4円程度下落させましたが、直ぐに元の水準に戻ってしまいましたので、効果があったとはいえるかどうか・・・

為替市場ではどれくらいの取引量があるのでしょうか?

金融先物取引業協会の店頭FX49社の売買動向では、2022年9月のドル円の取引量は、初めて1000兆円を超える「1098兆円」とのことでした。

すごく単純化して、わかりやすくまとめると・・・

ドル円の取引量をひと月、1000円兆円、ひと月の取引日数20日とした場合、一日あたり50兆円の取引があると考えられます。

ただし、あくまでも単純化したものなので、年、月によって、また、日(曜日)によって大きく変動することがありますのでご容赦くださいね!

ただ、この一日の取引量50兆円に対して、政府・日銀の為替介入金額でもっとも大きかった5兆円だと、約10%(1割)の介入になります。

為替介入

「5兆円」と一言でいいますが、たかが「5兆円」ではなく、ものすごい金額になります!

例えば、「世界一長い鉄道道路併用橋」でギネス認定されている「瀬戸大橋(岡山県倉敷市~香川県坂出市間・約12.3km)」でも、1978年(昭和53年)の着工から9年6ヶ月の建設期間を経て、1988年(昭和63年)に供用開始されるまでの、総事業費は、1兆1338億円です!

たった1日に5兆円、その中で、瞬間的に1兆円もの金額を投入した為替介入のもの凄さがうかがえます!

ただ、これだけの多額を投じても、一時的に円高方向に推し進めたに過ぎず、徐々に円安に方向転換するという動きを見れば「為替介入」の効果がどれだけあったのか?

これらを見ても、為替介入の金額が、そのままドル円をどれくらい動かすのかは一概にいえないことがわかります。

まあ、意図的に為替市場を動かせるなら、為替市場の存在する意味がないものになってしまいますけどね。

政府・日銀も「為替介入」を「伝家の宝刀」といいつつも、その効果は為替市場に集まる「投資家心理」次第というのが悩ましいところです。

「投資家心理」「大衆心理」と呼ばれる、相場参加者の思いをインジケーターで表したものの一つが「RCI」です!

FXトレードをするにあたって、無視できない「大衆心理」、いや、「大衆心理」が読み取れることこそ、勝てるFXトレーダーになるための必要絶対条件ともいえるでしょう。

ただ、「大衆心理」って、「心(人の心)」が文字に含まれるように、予知し難く、非常に不安定なものだといえます。

なので、勘違いしがちなのが「大衆心理」は予測不可能! って、考えてしまうことです。

でも、金融工学・数学に携わる過去の素晴らしい人々が、この「大衆心理」を読み解く計算式やグラフを次々に世に送り出してくれました。

その中で、最も素晴らしい計算式・インジケーターが「RCI」だと私は思っています。

「RCI」とよく似たインジケーターで、日本ではこっちの方が好まれ使われているのが「RSI」というインジケーターです!

「RCI」も所詮、数あるインジケーターの一つにすぎません!

しかし、私の個人的な意見、そして、「RCI」を掘り下げて使いこなしているトレーダーの皆さんは、口々に「RCIを制する者がFXを制す!」といいます。

これは、裏話ですが、FXの世界においては、日本・日本人が好んで使うインジケーター(道具)と海外トレーダーが好んで使うインジケーター(道具)が異なります。

その前提において、海外・外国人が生み出したインジケーター(道具)は、日本のFX会社や出版社、そして日本人トレーダーの利益・販売戦略などもあり、海外ではメジャーでなくても、日本で普及させようとしたために、日本人に当たり前に用いられるようになりました。

一方で、海外でメジャーでも日本では、ほとんど知られていないものも多々あります。

その典型的なものが、日本人に普及した「RSI」と、普及してこなかった「RCI」です。

この2つは、略称こそ似ていますが、計算式と内容が異なりますので、まったくの別物と認識しつつ、両者を混同して使わないようにしてください。

「RCI」の計算式は、以前「RCIは1番優れているインジケーターです!」でお伝えしていますので、気になる方は、そちらをご覧ください!(タイトルをクリックしてくださいね)

「RCI」とは何ですか?といわれれば、「RCIは、相場の勢いをわかりやすく示しています。」と返事が返ってきます!

例えば、よく使われる期間設定9の短期RCIの場合、現在のRCIの値(何%)は、現在+過去8本の終わり値から算出されます。

計算式・・・

RCI計算式


計算過程(日付は分かりやすくするために連続性を持たせているので実際の取引のない土日も含めて計算しています)

RCIの計算過程

上図の左側ですが、1番古い8本前の価格(101円)が1番安く、7本前が2番目に安く・・・
現在の価格が1番高い(109円)場合、つまり、過去8本から順に、価格がずっと切り上げっている場合のRCIの値が「買われ過ぎ圏」内(80%以上)の最も高い100%になります。

RCIの設定期間で最も短く、よく使われるのが、期間「9」とか「8」とかになりますが、これが何を意味しているのか具体的に考えてみると、ローソク足が、陽線、あるいは陰線を繰り返す本数の最短と考えると分かりやすいと思います。

つまり、陽線を連続9本となる場合は、そこでいったん上昇が止まる可能性が高い(陰線の場合は逆)ということがRCIを考えるうえでのポイントになります。
もちろん、9本ではなく、11本とか12本とかの場合もありますが、可能性としての考え方です。
一方では、ローソク足が陽線、陰線を交互に繰り返すような場合では、RCIのラインは「買われ過ぎ圏」にも「売られ過ぎ圏」にも入らずに方向感のない動きをする場合もあります。

その場合は、エントリーする根拠がないというだけで、静観すればよいわけです。

ローソク足の値動きだけを見ていると、過去の値動きを見ながら、ここで、10pips取れたとか、ここで20pips取れたとか思い、一定の値動きがある場面では、どこでも利益を上げることができるような錯覚に陥ります。

ローソク足の動きは、実に不規則です。

陽線が連続して出現したから、上昇だと思っても、次の瞬間、長い陽線をつけて、ズルズル50pipsぐらい下落したと思ったら、再び上昇して、元の水準に戻るとか、理屈をつけられない動きをするのがローソク足です。

もちろん、価格が「大衆心理」によって動くという意味では、誰もが意識する「キリ番」や「PIVOT」とか、期間200の移動平均線とか結果的に値動きのターニングポイントとなっていることもありますが、まったく無視して動く場合もあります。

結局、多くのトレーダーが意識しているので、「ここで反発するかな?」という目安になるというぐらいで、絶対ではないということです!

この「絶対ではない」からこそ、FXで稼ぐ人と、稼ぐ人に稼ぎを提供する負ける人ができるわけです。

どういう意味かといえば、もし価格が規則的に、定規で測ったような動きをするのであれば、FXをするすべてのトレーダーが動きを読み取って、全員稼げるはずです。

よく、FXは、「ゼロ・サム・ゲーム」といわれます。

「ゼロ・サム・ゲーム」とは、「ゲーム理論」と呼ばれる経済理論の用語のことです。

参加者の得点と失点の総和(サム)が0(ゼロ)になるゲームのことを指します。

外国為替取引では、一方の為替レートが上がれば、他方は必ず下がることになるため、ゼロサムゲームと呼ばれています。

一般的に「FXはゼロサムゲーム」であるといわれています。

書籍:「FX用語辞典」(OANDA Japan株式会社 監修)によると・・・

「ゼロ・サム・ゲーム」とは、勝者の勝ち分と敗者の負け分を足すとゼロになるゲームをいいます。つまり、誰かが勝つと誰かが損をするゲームです。
外国為替市場はゼロ・サム・ゲームであるといわれています。
売買が成立するということは必ず相手が存在し、自分が利益を上げると誰かが損をしていることになります。

「FX用語辞典」(OANDA Japan株式会社 監修)

これについて、私自身は、ある意味では反論します!

この「FXがゼロ・サム・ゲーム」という言葉の意味を間違った解釈になり、この解釈をそのまま理解している人が意外に多いのには驚きます!

その間違った理解とは、「誰かが得をした金額と誰かが損をした金額をあわせると合計が0(ゼロ)円になる」という理解です。

これは明らかに間違っています!

理由は明白です!

FXは、買いでも売りでも利益を得ることができるからです。

これだけでは意味不明ですね?!

例えば、一対一で考えてください。

あるトレーダーが利益を確定するために、買いポジションドル円を売るとします。

一方で、同じ価格と数量で、別の売りポジションを持っているトレーダーが利益確定のためにドル円を買うとします。

結果、この2人のトレーダー間では売買が成立しますが、実はこの2人は、2人とも利益を得たことになります。

つまり、「誰かが得をした金額と誰かが損をした金額をあわせると合計が0(ゼロ)円になる」という公式が成り立ちません!

もう少し具体的・・・、
トレーダーが2人いるとします。2人をそれぞれ、「A」、「B」と呼ぶことにします。

ある時点で「A」がロングエントリー、すなわち買いを入れるとします。
同じ時点で「B」がショートエントリー、すなわち売りを入れる場合、どちらも自分自身が利益を得るためのエントリーです。

その後、どちらに価格が動くか分かりません。
ただ、為替相場は永遠に右肩上がりにも、右肩下りにも継続する訳ではなく、上下に振幅します。

今回の時点で、ロングエントリーしたAは、その後、利益を得た時点で決済すれば良く、一方、ショートエントリーしたBも、その後、利益を得た時点で決済すれば利益が得られます。

当然、A、B両方とも利益を得るわけなので、決済時期はA、Bで異なります。

極論ですが、為替市場には無数とも呼べる参加者が存在し、その参加者は、為替市場に参加する時期、すなわち、何らかのポジションを持っている時間帯もあれば、為替市場に参加していない、ノーポジションの時間帯もあります。

従って、究極では、誰もが利益を得ている状態もあり得るわけです。

これは、株の取引と異なり、為替が通貨の交換で成立する商品であって、通貨ペアの一方の通貨の価値の上昇は、一方の通貨の価値の下落になりますが、売りでも買いでも、為替という商品を得ることができる特殊性によります。

ただし、現実の取引では、トレードの手腕、経験などの違いがあるので、為替市場に参加するトレーダー全員が利益を得ることは現実的には不可能ですが、理論上は全員が利益を得る取引が可能になります!

したがって、FXは「ゼロ・サム・ゲーム」ではないといえます!

FXは、「ゼロ・サム・ゲーム」ではなく、「大衆心理」を読み解く「心理ゲーム」という方がしっくりくるかもしれません。

集団心理


「大衆心理」を読み解くのは非常に難しく、不可能とも思われますが、「RCI」を武器として使いこなすことで、大衆心理を極限まで予測することが可能になります。

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