数あるインジケーターの中でもRCIは非常に優れている!
RCIとは?
RCIは、為替相場を分析するうえで、欠かせないインジケーターです。
RCI?
あまり聞いたことないなー。
RSIの間違いやろ?って聞こえてきそうです。
実際、ネットで「RCI」をググってみると「RCI」が検索結果に並びます。
そうです!日本ではなぜか圧倒的に「RSI」を使う人が多いみたいです。
そもそも、「RCI」と「RCI」は、どんな計算式で成り立ち、何を意味するのか見てみましょう。
まず、日本でメジャーな「RSI」から…
「RSI」は、いろいろな指標を開発した「J.Wワイルダー」氏によって開発されたテクニカル指標です。
「Relative Strength Index」の略称で、日本語で「相対力指数」と呼ばれます。
「RSI」は、売られすぎか買われすぎかを判断するためのテクニカル指標です。
<RSI計算式>
一定期間の上昇幅の合計÷(一定期間の上昇幅の合計+一定期間の下落幅の合計)×100
つまり一定期間の値動きを上昇と下落に分けて、上昇が全体の何%だったかを求めるものです。
例えば、期間14の上昇幅の合計が100円、下落幅が50円とした場合、上記の計算式に当てはめると、『100÷「100+50」×100=66.6%』であり、RSIは66.6%と表示されます。
一般的にRSIが、「70%」を超えた場合は買われすぎと判断でき、売りのサインとなります。
逆に「30%」を下回った場合は売られすぎと判断され、買いのサインとなります。
例えば、上昇トレンドが発生した場合、RSIが「70%」を超えていなければ、まだ上昇の余地はあり、「70%」を超えていれば上昇トレンドの転換と分析することが可能です。
このようにRSIを使うことで、トレンドの継続や転換を分析できます。
次に、私の推奨するRCIについてです。
計算式は、こんな感じです!
・期間=n
・日付の順位と価格の順位の差を2乗して合計した値=d
RCIを算出するために、まずは、ローソク足と価格の順位づけを行います。
ローソク足は、直近の期間を「1」とし、1つ前を「2」、2つ前を「3」…という形で順位づけします。価格は、期間中の終値が高い順に順位づけします。
ここでは、計算上、分かりやすくするために、期間を1日単位の9日間として算出してみます。
まあ、計算過程はこんな感じですが、覚える必要はまったくないです!
重要なのは、RCIに計算結果によって得られる値が描く線(曲線)です。
RCIは、一般的に+80%以上だと買われ過ぎ、-80%以下だと売られ過ぎと判断されます。
そして、RCIが次のようになった場合は、買い(ロング)サインと判断されます。
①0%のラインを超えてマイナス圏からプラス圏に入ったとき
②底値圏から上昇して。-80%を上回ったとき
③マイナス圏で反発したとき
反対に、RCIが次のようになった場合は、売り(ショート)サインと判断されます。
①0%のラインを超えてプラス圏からマイナス圏に入ったとき
②高値圏から下落し、+80%を下回ったとき
③プラス圏で反発したとき
以上、RCIとRSIを見ましたが、2つのテクニカル指標の端的な差は、ローソク足1本1本の上昇・下落の幅を考慮に入れるか、それとも考慮に入れないかの点です。
ローソク足は突発的に大きく動くときがあります。そんな突発的な動きを加味してしまうと、イレギュラーな相場分析をしてしまいます。
いわゆる「だまし」と言われるのも、これに該当します。
テクニカル指標として、RSIも非常に優れており、RSIを好んで用いて結果を出している人もいますが、私は、これまでの経験で、相場を波として捉えながら、その中で発生する上昇トレンドや下落トレンドも加味しながら、波に乗ったトレードが最も安全なトレードだと実感しています。
そんな波を最も上手くとらえられるのがRCIだと思います。
もし、あなたがFXトレードを始めたばかりの初心者で、どういう風にトレードしたら良いのかお悩みなら、RCIを取り入れてみてください。
<補足>
RCIを活用してトレードするのに、私が絶対に譲れない点があります。
RCIは、上昇線と下落線をハッキリ区別するため、「上昇線と下落線を色分けできるかどうか?!」です。
RCIを使うだけなら、多くのFX会社で提供されているチャートシステムを利用するだけでOKですが、MT4のメリットとしてる、世界中のトレーダーが独自で作成しているインジケーター(その多くが無償)を、RCIについても使うことで、圧倒的優位にトレードが可能になります。
多くの人が愛用するMT4をまだ使ってみたことのない人は、是非一度MT4をダウンロードして使ってみてください。