今日は脱線抜きで、実際の「RCI」の使い方・見方についてです!
まず、使用する「RCI」の種類・期間についてです。
RCIを設定する前に、メインで使うチャート表示ツールは「MT4」です。
MT4の後継として、MT5が登場し、少しずつMT5ユーザーも増えましたが、これまでMT4用に、数多くのプログラマー達が素晴らしいインジケーターを開発し世に送り出していますが、その多くがMT4専用に開発されたもので、MT(メタトレーダー)は、OS(ウインドウズ)のバージョンアップと違って、MT4とMT5には互換性がないことから、MT4用に開発されたインジケーターをMT5で利用することができないのです。
なので、いまだにMT4が主流となっています。
したがって、私のこのサイトでは、MT4を使用することを前提に話を進めますのでご容赦ください。
近い将来か、はたまた10数年後、今使っているインジケーターが、そっくりMT5でも使えるように開発された場合は、MT5の使用もありかと思いますが、それはまだ見ぬ未来の話になりますので、皆さんは、MT4をインストールして使うようにしてください。
で、私が今、使っている「RCI」インジケーターについてですが、MT4標準の「RCI」ではありません。
株式会社キーストン様が無料で提供されている「keys_RCI3.ex4」(MTF対応)と「keys_RCI4.ex4」(ヒストグラム表示可能)の2つのインジケーターを利用させていただいています。
余談ですが、私自身、「株式会社キーストン」様とまったく面識もなく、私が「RCI」のインジケーターで自分のトレードにマッチするものを検索して、この2つのインジケーターにたどり着きました。
現状では、この2つのインジケーターの機能が非常に素晴らしく、無料提供されているインジケーターの範囲では、これらに勝るものは存在しないので、今後も使わせていただこうと思っております。
それでは、まず、MT4ですが、国内のFX会社なら「FXトレード・フィナンシャル」が、実績もありオススメです!

海外のFX会社なら日本のFXトレーダーの多くが利用している「ホームページ" target="_blank" rel="noopener nofollow sponsored ugc" title="">XMTrading」か「GEMFOREX」が実績もあって、安心・安全なトレード環境を提供してくれると思います。
まずは、これらのうちのどこかのFX口座を開設してください。(※すでにどこかのMT4を利用されている場合は、そのMT4を活用されても全然構いません!)
MT4やインジケーターのインストールは、ここでは省略しますのでご了承ください。
MT4のインストール、インジケータが不明という方のためにインストール方法などは別途ご説明します。
「RCI」は基本的にMT4のサブウィンドウに表示します。
サブウィンドウとは、ローソク足が表示されるチャートの下の欄のことで、インジケーターの数に応じて、複数のサブウィンドウを表示できます。
私がオススメするのは、1分足と5分足チャートを使い、それぞれ、サブウィンドウ①(上側)に期間9と13のRCIを表示します。
この2本を「短期RCI」ということにします。
さらに、サブウィンドウをもう一段下に表示(サブウィンドウ②)し、ここに期間27と33、そしてヒストグラム表示で期間54の3つのRCIを表示します。
これを「中期RCI」とします。
今回は、サブウィンドウ①に表示する「短期RCI」についてです。
まず、短期RCIを見ていただくと、明らかにローソク足1本1本の動きにキビキビ反応して動きます。
ローソク足が陽線なら短期RCIは上方向、陰線なら下方向に動きます。
ここが一番肝心ですが、RCIは、-80% ~ -100%の売られ過ぎ圏(過熱圏)から80% ~ 100%の買われ過ぎ圏(過熱圏)を上下の端として、この間を行ったり来たりします。
そのうえで、RCIの動きで勘違いしてはいけないことがあります。
RCIは、値の向かう方向から線の形や場所で、方向や勢いを予測しますが、ローソク足のボラティリティ(値幅)に関係なく、陽線、陰線の連続性に重点を置いています。
したがって、レンジ相場では上下どちらの過熱圏にも届かない場合があり、そのような場合のエントリーは厳禁になります。
逆に、RCIが一方の過熱圏から反対側の過熱圏に向かって、少しカーブをしながら一直線に進むような場合は、反対側の過熱圏を折り返したタイミングで、反対方向に価格が伸びる傾向にあります。
価格・ローソク足はどんな時間足でも、陽線ばかり、または陰線ばかりを継続して一方方向にずっと進むことはあり得ません!
継続しても、4、5本ぐらいで必ずといっていいほど逆足をいったん付けます!
多くのFXトレーダーは、「トレンド」という言葉を神様のように崇めていますが、確かにトレンドにどこかのタイミングで乗っかれば、しばらく放っておいても利益が上がります。
でも、多くの人は、トレンドといわれる動きの初動を捉えることができず、途中から乗っかろうと、「押し目」といわれる動きを狙いますが、これが上手くいかないケースが多いです。
特に最近は、押し目を見極めて、上手く入ることが初心者には相当難しくなってきています。
理由は明らかです。
FXの世界でも、AIが導入され、そのAIが日々急速に成長しています。そして、いわゆるアナログ的なFX初心者の動きを把握して、FX初心者狩りを実行します。
同じ押し目を狙う場合でも、ベテラントレーダーとFX初心者では、狙うポイントが微妙に異なります。
FX初心者は押し目を狙うタイミングが総じて早い傾向にあります。
これが結果的に「騙し」といわれるものにつられて、AIや大口の刈り取りのフェイントにハマってしまいます!
そうかといって、押し目をしっかり待ち過ぎると、入りどころを失してしまうことになります。
では、FX初心者は押し目を正確に捉えることが不可能なのでしょうか?
私もFX初心者の頃、相当悩みましたが・・・
実は、押し目を正確に捉える道具として、最も素晴らしいのが「RCI」だったんです!
まずは、短期RCI(期間9、13)の動きとローソク足の動きを観察しましょう!

<図の説明>
① 下過熱圏から上昇し陽線継続で上過熱圏に到達しています!値動きに上昇の勢いが強いことを示しています。
② 上過熱圏に到達してから値動きが停滞。陽線、陰線を繰り返していますが上方向への圧力が強いのでRCIは上過熱圏で停滞しています。
この時点で今後価格が上下どちらに動くかは短期RCIでは分かりませんが、中期RCI(後日説明)の動きを見ることで予測が可能となります。
③ 大きな陰線1本を付け、期間9のRCIはいったん下降しますが、期間13のRCIはそれほど下降しないので上方向の圧力が継続していると予測します。
④ 短期RCIが再び2本とも上昇。ローソク足も停滞を抜け、もう一段階上方向へ進みます。上過熱圏に入ってから反転し、下方向へ進みます。ローソク足を見るとちょうど、5分足換算で期間320のハル移動平均線に上値を抑えられた感じです。補足ですがで5分足デイトレで、期間320のハル移動平均線は大きな壁になることで知られています。
⑤ 短期RCIが強い勢いで下落。いったん下落が止まるものの、⑥で下降を継続。
⑥ ローソク足は連続の陰線で下降。RCIは下過熱圏に到達して張り付いた状態です。その後、1分足のPriceBorderに下限ラインが壁となり、下降が止まり、反転上昇しはじめます。
⑦ RCIが揃って上昇し、上加熱圏に到達したのちに直ぐに下降しています。ローソク足も左右対称に山を築いています。本来、為替相場は綺麗な上昇をした後は、綺麗に下落します。本来はこの波を捉えるトレードが一番理想です。
しかしながら、FXの教科書的な考えでは、「トレンドに乗ってエントリーしたら勝てるとか」「トレンドが出るまでじっくり待ちましょう」とかいわれますが、初心者がトレンドに乗ったトレードをするのは凄く難しく失敗します!
理由は、「遅すぎる」「早すぎる」など…トレンドが終わった頃にエントリーをしようと考えたり、勇み足で押し目を待てずにエントリーしてしまうなど…
これらの失敗は、ローソク足ばかり見てしまうことが大きな原因です!
私は、RCIを見ることに9割、ローソク足を表示しているメインチャートを見ることに1割を心掛けるようになって、相場を見る目がガラッと変わりました!