RCI チヌ釣り

チヌ釣りを制する者はFXを制す!待つことと合わせることの大切さ!

チヌ(クロダイ)釣りを制する者はFXを制す!

釣りとFX好きの私は、常々、こう思っています!

「チヌ釣りを制する者はFX海釣りを制す!」

世の中、釣りの雑誌・専門書籍はいろいろありますが、その中でも、特定の魚釣りに特化して並べられているコーナーで一番種類が多いと感じるのが「チヌ(クロダイ)釣り」関連の書籍です。

まず、釣りについてですが、「海釣り初心者」は「ファミリーセット」のように、短い釣り竿、安価なリール、糸、重りに、針などがひとまとめになった初心者用の釣り道具を買うことから始まります。

魚を釣るためのエサは、虫(昆虫じゃないですよ!)・・・いわゆる、ゴカイ、アオイソメ(青虫とか、朝鮮ゴカイとも呼ばれる)、本虫(マムシなどと呼ばれる)、などのミミズのようなエサや、オキアミと呼ばれるエビ類などが使われます。

初心者のうちは、エサを魚が突っついて取られにくいという点で、ゴカイなどのエサが最適だと思います。

一応、虫の写真(写真は青虫・朝鮮ゴカイです)を・・・
苦手な方はご勘弁ください!

青イソメ

でも、ゴカイのようなエサではめったに釣れない魚がいます!

それがチヌ(黒鯛)です。

チヌ(黒鯛)は、「防波堤釣りの王様」といわれており、チヌが釣れるようになったら、釣りの技術も一人前といわれるほど、素人が狙ってチヌを釣りあげるのは難しいとされています!

これが「チヌ(黒鯛)」です!

チヌ

余談ですが、「チヌ」という呼び方は、関西以西で好んで使われるそうです!

チヌ釣りに真剣にハマったことのある人は、誰もがご存じだと思いますが、「チヌ釣り=団子釣り」ともいわれています。

団子は「バクダン」とも呼ばれ、団子という名前のとおり、手のひらで軽く握った丸い形の柔らかい配合エサのことです。

そして、この団子の中心に、オキアミ(小さな生エビ)などを付けた釣り針があります。

この団子の出来不出来がチヌ釣りの成否を分けるといっても過言ではありません。

団子とオキアミ


団子の次に、重要なのが、チヌ釣りで使うウキです!

普通、海釣りで使うウキは、丸い玉ウキだったり、長さ10㎝ぐらいの棒ウキで、どちらも100均で買えるぐらい安価です。

ウキ


これが、チヌ釣りとなると、ウキが重要になります!

メジャーなのは、棒状の長いウキです。

長さが30~40㎝で、ウキの中では、一番長い部類になります。

値段は、1,000~2,000円台ぐらいがメジャーな価格帯です。

棒ウキ

って、チヌ釣りの仕掛けの話になりましたが、チヌ釣りって、FXトレードに凄く酷似しているんです!

「FXトレードの上達は、まさにチヌ釣りの上達!」

チヌ釣りができる人は、稼げるFXトレーダーになれる!

反対に、ダメなFXトレードが、以前書いた「ダボハゼ釣り」です。(過去記事:「ダボハゼって知ってますか?FX初心者はダボハゼになってはダメ!」

チヌ釣りとFXトレードは酷似している理由は?

チヌ釣りは釣り場選びから

チヌ釣りは釣りを始める前に、まず釣り場探し・釣り場の選定が不可欠です。

釣り場は、岩礁などで釣るスタイルもありますが、主な釣り場は「堤防」になります。

チヌ釣りでいう「釣り場」をFXに例えると、通貨ペアの選定です!

私は、FXは法定通貨での取引を推奨しています。

FXトレードの中には、ゴールド仮想通貨で売買をするものもありますが、いずれもボラティリティが高いのが特徴です!

一見、ボラティリティが高いと利益を得やすいように感じますが、高ボラティリティの場合、突然の急騰・急落のリスクが高いので、常にチャートを監視しながら、急変に適切な対応が求められます。

特に、仮想通貨は、予期せぬ急騰・急落が結構な頻度で起こるので、FXというよりも投機(バクチ)に近い銘柄になってしまいます。

記憶に新しい世界第3位のアメリカの仮想通貨取引所のFTXの破綻を引き金に、最近、仮想通貨は、ますます投機性が高まってきた感がします。

実は私も以前、仮想通貨に興味を持ち、マイナー通貨やICOにも参加した経験があります。

私自身、仮想通貨の先にある考え方・未来の社会には肯定的なスタンスなので、仮想通貨を否定はしませんが、ことFXトレーダーという立場からは、トレーダーの質を不安定にするモノとして距離を置くことをオススメします。

仮想通貨によるFXを釣り場で例えると、その釣り場で、確かにチヌは釣れるが、周囲にサメがウヨウヨ泳いでいて、釣り人自身を襲って飲み込んでしまう危険な釣り場といえるでしょう。

というわけで、やはり初心者は、法定通貨の中から自分が取引する通貨を選定すべきです。

さらにいえば、法定通貨の通貨ペアの中でも、ボラティリティの大きい、マイナー通貨、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカドルのような途上国通貨は避けるべきで、身近に感じられる「円」を絡めた通貨ペア(一般的に「クロス円」といいます)をまずは選ぶべきです。

ただし、ポンド円については、他のクロス円通貨に比べて、ボラティリティが大きいのに加えて、不規則な動きをすることが多く、FX初心者にはオススメしません。

FXトレーダーの中には、ポンド円を好む人も多くいますが、ポンド円も含め、ポンド絡みの通貨ペアを取引通貨ペアに選ぶ場合は、急な変動への対処の意識と、やむを得ない損切りを躊躇なく実行できる素早い判断能力が求められます。

当然ながら、ポンド円も他のクロス通貨と同様に素直な動きをする場合もありますけどね。

例えば、円が他通貨と比較して、一方的に強いか、弱い状態の時間帯にある場合は、ポンド円のみならず、ドル円他、クロス円そのものが同調した動きをしているので、それらの中でボラティリティが高いポンド円での取引が、より多くの利益を上げられることになります。

チヌ釣りの話と絡みでいえば、危険な足場の磯釣りは多くのチヌが釣れる期待感は高いですが、危険が伴うので、初心者のうちは、防波堤でかつ、チヌ釣りメインの釣り人が集まっている釣り場が良いでしょう!

チヌ釣りがメインの釣り場を見分ける方法は、釣り人が持っている釣り道具一式を見れば分かります。

チヌ釣りには、団子が欠かせないので、チヌ釣りをしている人は、団子作りのケースを横に置いてあります。

他にも、長い釣竿やチヌ釣り用のウキ、大きな魚を釣り上げる際に必須のタモと呼ばれる魚をすくい上げる網など、それらを装備している人が多い場所は、チヌ釣りに適しているといえます。

他力本願的な釣り場探しですが、これが釣り場探しとして簡単な一つの方法です!

もう一つは、釣り専門の月刊誌などで、どんな魚がどこの場所で釣れるか図解や空撮写真で掲載されているものがあるので、それを参考にすれば良いでしょう!

ただし、雑誌に掲載されたり、人気の釣り場は時間経過によって、結構、釣り尽くされているので、あまり釣れないかもしれません。

チヌ釣りのコツが分かってきたら、自分自身で釣り場探しをしてみるのも楽しいかもしれません。

ことFXに置き換えると、人気の釣り場は、人気のメジャー通貨といえるでしょう。

チヌ釣りと異なるのは、人気の釣り場(通貨ペア)でも獲物が枯渇することがないということです。

ドル円、ユーロ円、オージー(豪ドル)円など、まずはFX初心者はこの中から選ぶことをオススメします!

ポンド円は前述のとおり、他の通貨に比べて予期せぬ急変があるので、ある程度利益が上げられるようになるまでは、他のクロス円通貨での取引をオススメします。

私が一番オススメするのは、ユーロ円ですね。ユーロ円は、普段からある程度のボラティリティがあり、値動きも素直な感じがします!

ドル円もFX初心者にオススメですが、元来、ボラティリティの低い通貨ペアなので、トレード機会の面から、物足りなさを感じていました。
ただ、逆に、今は急激な円安によって、日本政府・日銀の為替介入などが乱発されているので、ボラティリティが普段より相当高くなり、同時に、予期せぬ急変で損失を被る機会が増えており、常に動向を監視する必要があります。

なので、ドル円とは距離を置いておくべきだと思っています。

次に時間帯について、チヌ釣りとFX、それぞれで比べてみます。

チヌも含め、釣りに適していない時間帯と天気があります。

それは日中の気温の高い時間帯と、天気が良い日です。

理由は様々ですが、まず、水温の影響があります。
チヌは、水温が15〜25℃だと活発に動き回るので、釣れやすくなりますが、真夏で特に日中などは海水温が高過ぎて、動きが鈍くなります。
また、天気が良い日は海水の透明度が高いため、人間も含め、外敵に対する警戒心が強くなるので、釣れにくくなります。


季節でいえば、春か秋の気候の良い時期が釣れやすいですね。

時間帯でいえば、夕方から夜にかけて、天気は曇りで、特に雨上がりなどで海水が少し濁っている方が、チヌの警戒心も薄れます。

これをFXで置き換えると、日中の東京市場での取引よりも、夕方以降の欧州市場やニューヨーク市場の方が相場が活発に動き、トレードしやすいという意味では類似している感じですね。

そうそう、夜のチヌ釣りについて、「ウキが見えないのでは?」というご指摘に‥‥
夜は、専用の電気ウキを使ったり、ウキなどに「ケミホタル」と呼ばれる蓄光性・発光性のあるチューブを使うことで視覚を補っているので安心です!

チヌ釣りとFXトレードの鉄板の考え方について、図解をしてみました!

チヌ釣りの醍醐味はウキの動き(アタリ)に合わせた釣り上げ(アワセ)にある!この一連の動きはまさにFXそのものだった!

FXとチヌ釣り

チヌ釣りは、「待つこと」と「瞬時の的確な反射神経」が求められる!

チヌ釣りでは、エサとなる「団子」を海底に落とし込むことから始まります!

海底に到着した団子は、時間の経過とともに少しずつ崩れていき、同時に団子の匂いに釣られて、チヌなどの魚が集まってきます。これが図解の①の状態です!

チヌは警戒心の強い魚で、生息域の中で底の方に潜んでいます。

したがって、団子は海底に底付けするぐらいまで落とし込みます。

底付きした団子は、少しずつ崩れ始めます。
この段階で、崩れた団子の匂いに魚が集まってきます。
そして、海底の団子を見つけたチヌ(色々な種類の魚が集まってきますが、ここでは「チヌ」とします。そもそも魚の中でも「チヌ」が最も好むように配合されたエサなので…)が崩れ始めた団子を突っつきます!

そして徐々に小さくなった団子は、軽くなり海底から浮上しはじめます。これが図解の②の状態です!

この段階で、チヌは団子をロックオンしているので団子と一緒に浮上するわけです。

そして、団子が崩れて、エサの本命:オキアミが姿を現した瞬間、チヌがオキアミに喰いつきます!

エサに喰いついたチヌはより深く潜る習性がありますので、海面にあるウキがスーッと沈むので、タイミングを合わせてチヌの口に釣り針をひっかけて釣り上げるわけです。

このタイミングを合わせるのが思いのほか難しく、何度も何度も試みるうちにコツがつかめてきます。

何よりもチヌ釣りで一番の醍醐味が、ウキが沈み、その動きに合わせてチヌを釣り上げる瞬間の竿にかかるグッとくる重さを全身で感じる瞬間にあります。

以上が、チヌ釣りの流れですが、このチヌ釣りの流れが見事にFXトレードにマッチングします。

FXトレードを上達させるため、上昇または下落の流れに逆らってはダメです!FX初心者は流れが止まるまで待ってください!

チヌ釣りとFXトレードの鉄板の考え方について、図解をもう一度!

FXとチヌ釣り

右側のFXトレードの方を見てみると、チヌ釣りの場合の団子を投げ込んで海底に到着するまでが、①に到達するまでの下落の流れになります。

大きな局面の場合には、この流れを一般的に「下降トレンド」といいます。

FXは、順張りとか、トレンドに逆らわないトレードが勝つ秘訣だといわれていますが、いったん、流れが始まってしまうと、FX初心者が途中でその流れに乗っかるのは難しく感じます。

「押し目買い」や「戻り売り」という途中から流れに乗っかる手法は、ある程度トレードが上達すると、なんでもないことですが、FX初心者には想像以上に難しく感じます。

ただし、RCIを使えば、「押し目買い」や「戻り売り」も苦労なく行うことが可能になりますが、またの機会にお話ししますね!

チヌ釣りに対比した今回のFXの鉄板手法は、今後様々な局面で役に立つものなので、今回取り上げました。
では、解説の続きを・・・

図解のFXの①の場面価格の動きは底付き、RCIの動きはその前に、売られ過ぎ圏-100%に到達して少し横ばいの張り付き状態にあります。

チヌ釣りで、ちょうど団子が海底に着いた状態です。

チヌ釣りがこの状態からスタートするのと同様に、このFXの鉄板手法も価格が底づいた状態からスタートするので、底づくまで手出しはしません。

そして、①で底づいた価格は上昇をはじめます。当然、RCIも上昇を始めます。

FX初心者は、この①からの反転上昇でロングエントリーをしようとします。

実は、これが大きな間違いなんです!

結果論でいえば、FXの値動きは、上昇か下降かの2分の1なので、結果的に反転上昇する場合もありますが、勝率を極力100%に近づけるためには、この場面でロングエントリーは避けるべきです!

為替相場の動きは、大衆心理によって動くとされています。

そんな中、①からいったん上昇した価格を見て、本当に反転上昇するのだろうか?と疑問に思うトレーダーがいます。

その疑問が大衆心理に影響を与え、「やっぱり、もう少し下がるはず!」という思いが、②まで上昇した段階で価格を再び下落方向へ押し下げるように働きます。

②から再び下落をはじめた価格は、③まで下落します。

実は、この③が大きなポイントになります。

再び下落方向に進む③、これと①を比較します。

③の価格が、①の価格を下回った場合、①が底値ではなく、さらに底を目指すという下落方向への圧力が強いことになります。

反対に、③が①の価格まで下落せずに、再び反転上昇した場合、やっぱり大衆心理は反転上昇したがっていると、先に疑念を持ったトレーダーも思い始めます。

そうです!この③での上昇が、鉄板のロングエントリーポイントになります。

このFXの図解を見て、少しFXを学んだことがある人は、「ダブルボトムだよね!」っておっしゃると思います。

そのとおり、この鉄板の形が「ダブルボトム」です。

ただし、ここで、ぜひ注意して欲しい点があります。

一般的・教科書的な「ダブルボトム」(反対の波形は「ダブルトップといいます」)では、③から上昇を始め、図解では100%とあるラインを超えたタイミングでロングエントリーとしているようですが、正直、このタイミングでのエントリーは遅すぎます。いや、それよりも、このタイミングは③でロングエントリーした場合の決済ポイントになります。

最近では、このことに多くのトレーダーが気が付き始め、元来の教科書的な「ダブルボトム」や「ダブルトップ」でのエントリー手法が通用しなくなりました。

通用しないということは、勝率が悪いということなので従来のポイントでのエントリーは避けましょう!

またの機会に書きますが、「ダウ理論」についても、最近になって、「ダウ理論では勝ちきれない!」といことが多くのトレーダーの中で言及されています。

当然ですが、手法というのは日々進化しています。

そんな中で、昔通用した手法、教科書に載っているような手法は、多くの人が実践しているので、有効性が薄れてくるのも当たり前だと思います。

為替相場も生き物なので、免疫ができ、進化しているのではないでしょうか?!

さて、FXの鉄板手法である③でのエントリーをチヌ釣りの場面で見ていきます。

チヌ釣りの②の場面は、団子が時間の経過とともに崩れ、少し軽くなり、ウキ始めた感じです。

まだ小さいながら団子自体の形は保っています。

①の底で、チヌが興味を持って突っついていましたが、そのチヌは団子の浮上につられて上昇する団子を追いかけます。

②の場面で団子が小さくなってきて、中心のエサであるオキアミも見え隠れするようになってきました。

ここまで小さくなると、チヌはエサを咥えて少し引っ張れるようになりますので、水面では、ウキがピクピク動くようになってきます。

ただし、このピクピクの動きにつられてチヌを釣ろうと釣り竿を合わせようと持ち上げると、チヌは釣り針に引っかからず、団子もオキアミもばらけてしまいます。

結局、釣り上げるのにはタイミングが早過ぎたわけです。

そして、本当にチヌを釣り上げるためには、③の場面で、団子がばらけて、オキアミだけになり、チヌが喰いつきやすくなったエサ(オキアミ)に喰いつき、グッと引っ張ったタイミングで、長い棒ウキがスーッと沈み海面から姿を消す瞬間。釣り針にひっかけて釣り上げるわけです。

チヌ釣りの醍醐味は、この釣り上げる瞬間の釣り竿から手に伝わる重量感にあります!

「やったー!釣ったー!」っていう気持ちになれます。

釣りガール



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